子供の頃の、何気ない日常を思い出すとき、ふと、「あれって一体どういう意味だったんだろう?」 と不思議に思うことってありませんか?
遠い過去はうつろいすぎて、もうなにが真実だったかなんてきっと永遠に知る機会はない。
だけどもし、ふいに知る機会が訪れたとしたら、知りたいか、知りたくないか、、、
まぁもはやもう、知らなくていいこと、たくさんありますよね。
子供の頃の自分が背負うはずだった傷を、今になって負う必要はないんじゃないかな、と思います。
それに真実なんてどこにあるかなんてほんとうのところ、きっとわかりえないことなんだろうとも思うのです。
もう追及しなくていいんじゃないかな。
でも同時に、いまの自分のあり方に、納得できるかどうか、その答えが過去の「あのとき」に隠されているんじゃないかな、とも思うのです。
さて、あなたならどうしますか?
今回も表紙を描きました。
皆さまのご感想をお待ちしております。
実は、これは2016年に書いた物語です。
当時お世話になっていた出版社で本にすることは叶いませんでしたが、書き上げたときは高熱を出したり、自分の中でもストーリーを構築、そして消化するのにエネルギーを要しました。
エネルギーを注ぎすぎて、また創作の際のいろいろな感情もあって、お蔵入り後は読み返すこともできなかった作品です。
でも、自ら編集して出版することで、そんな「わだかまり」や「ためらい」みたいなものを、やっと手放すことができました。
長い間、しんどかったです。でも行動してみてよかったです。心が軽くなりました。わたし自身が、救われました。
今回初めて表紙イラストも描きました。
ぜひ読んでみてくださいね!
「わたし、誕生日に死ぬから」
突然の親友の言葉に、わたしは言葉を失った。
「殺されるから」
二つの世界が織りなす驚愕の事実、究極のパラレルミステリーがここに!
わたしの親友は、一体に誰に殺される――?
「枯渇」をkindle出版するまでの経緯や葛藤を書きました。感じたままに書いたので長いですが、よかったら読んでみてください。
広島県福山市のFMラジオにて、旬の本を紹介する番組「ブックアンソロジー」の中で、パーソナリティーの戸田雅恵さんが若月香の「四度目の夏」をご紹介くださいました。ありがとうございました!
「ブックアンソロジー」は毎週火曜日午後7時より放送しています。(再放送は毎週土曜日午前10時)
ブックアンソロジーはスマートフォン・パソコンからもお聴きいただけます。
わかつき かおり
広島県生まれ
2004年 映画「いま、会いにゆきます」のサイドストーリー「ずっと、ずっと、あなたのそばに~澪の物語~」(小学館)
2007年 近未来SF小説「ヒツジの鍵」(幻冬舎)でオリジナル小説を発表。クローニング、ES細胞をテーマとし、デザイナーズベイビーとして誕生した男女四人の青春群像劇。
2010年 NTTドコモBeeTVドラマ「世界の終わりに咲く花」のノベライズ小説(リンダパブッリッシャーズ)を手掛ける。
2014年 島田荘司選福山ミステリー文学新人賞にて優秀作を受賞。「屋上と、犬と、ぼくたちと」(光文社)刊行、発売中。
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